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相手を知る、ということ

次男が2泊3日のキャンプから帰ってきました。
キャンプ中の様子は、主催者のホームページのブログから垣間見ることができます。
キャンプ中の写真を長男と見ていたら、長男があることに気づきました。
次男の名札が、長男の名前になっていたのです。

キャンプの最中は、本名ではなく、好きなニックネームを自分でつけて呼び合うのですが、なぜか次男は自分のお兄ちゃんの名前をニックネームにしていました。

キャンプ場へ迎えに行った時、長男は次男を見るなり「俺の名前使ってたでしょ?」と聞くと、次男は黙ってしまいました。

そしてキャンプ中につけていた名札も捨てたと言うのです。

さて、この事の真相、わかりますか?

 

もちろん、キャンプに行くまでのいきさつにも色々理由があるのですが、

次男と二人きりで話せるタイミングで、探ってみました。


次男は今回のキャンプにお兄ちゃんと参加したかった。

お兄ちゃんは参加したくない。

やむを得ず1人で参加。

ニックネームをお兄ちゃんの名前にしたら、一緒に参加した気になる。

でもそれをお兄ちゃんには恥ずかしいから知られたくない。

名札を捨てた。

 

という展開です。

 

「つまりお兄ちゃんとフュージョンしたの!!」

 

え??フュージョン?すんごい言葉知ってるやん!

私はこれがわかったとき、すごい!!小学校2年生にして深いことを考えているなと感心。
そんなことを思いつくなんてすごいやん!!

 

しかし、しばらくして元ネタを知りました。

ドラゴンボールの中で、ゴテンクスという2つのキャラが合体して出来たものがあるらしく、

フュージョン!というセリフもあるようなのです。そこで覚えたものだったのです。

マンガにせよ、テレビにせよ、見て聞いていろんなモノを吸収しています。


さて、そもそも長男はなぜキャンプに行かなかったのか。

一番最初にキャンプへ行ってみない?と聞いて「嫌だ」と言ったときの理由は、「面倒くさいから」でした。

しかし、それもよくよく時間をかけて聞き出したところ、弟と参加すると、弟の面倒をずっと見ていなければならず、自分が楽しめないから、だったのです。

これに関しては、昨年のリーダーさんとはキャンプ場で少しお話する機会があり、裏付けがとれました。
長男は弟に限らず、年下の面倒を本当によく見ていた、というのです。

家では、弟といつも何かしらケンカして、弟を泣かせてばかりの長男です。しかし、私の知らないところでは、「面倒見のいいお兄ちゃん」だったのです。

兄、5年生、弟、2年生。

成長するにつれ、思考も複雑になってきました。

一部だけを見聞きして判断するのではなく、相手をよく見てじっくり観察をする、ということがさらに必要になってきたな、と思った経験でした。

相手を観察する。皆さんはどんな風にやっていますか?
「ねぇねぇ」と話しかけてくるお子さんに、「なあに?」と正面を向いて話を聞いてあげてますか?


実は、正面を見るだけが、相手の話を聞いてることにはなりません!?

 

この子育てセミナーでは、「観察する」「相手の話を聞く」ということを、あえて意識してやることから始めます。

どこをどう観察するのか、どういうことが相手の話を聞くことになるのか。実際に体験してもらいます。


コミュニケーションの第一歩。相手を知る、ということはどいういうことなのか。

 

 

5/19(土)10時~11時半

富士宮市野中のNPO法人母力向上委員会の事務所「さぁどぷれいすSAN]で体験会実施。
参加費500円。

くわしくは

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